◆【協力会社】しっくい工房アトピーフリー様のご紹介:No.2
ここ数年、健康ブームや環境配慮、シックハウス症候群などの影響により、序々に注目されつつある湿式工法、『漆喰(しっくい)』は、
私たちの体や、健康、生活にさまざまな「良いこと」をもたらしてくれます。
今回はそんな漆喰(しっくい)の魅力について、
引き続き、しっくい工房アトピーフリー代表の大塚さんにお話をうかがいました。
私たちが普段呼吸している『空気』のこと、考えたことありますか?
例えば体重50Kgの人が一日に呼吸する空気の重さ…どれ位だと思いますか?
答えはなんと…1日に20kg!
平常時でそれくらいの重さの空気を呼吸しているわけですから、マラソンなんかをしたらその何倍にもなります。
(エアコンメーカー ダイキン調べ)
ここ数年の健康志向が上昇して、一方で農薬被害、食品偽装、食物アレルギーなど
さまざまな問題が議論されています。
食材はできるだけ国産の有機野菜を選んだり、家庭菜園してみたり…。
食材に気を遣う方が増えてきましたね。
しかし、私たちが普段、1日の食事の何倍もの量を呼吸している、「空気」について、
意識している人はどれくらいいるのでしょうか。
漆喰(しっくい)の魅力
北側の部屋はどうしても換気不足になりがち。
カビ発生、クロスが波打って浮いてきた…なんてことはよくあります。
ビニールクロス(壁紙)は湿気をはらんでいくだけです。
それが漆喰の塗り壁の場合は、壁自体が呼吸をします。強アルカリ性の漆喰には無数の極微小な穴があり、よどんだ空気や部屋の水分を吸収し、最放出します。
このとき空気が浄化されます。
さらに強アルカリ性ですからカビ菌も生えずらくなります。
酸性雨の影響で土壌汚染などの環境問題もありますけど、
自宅に戻ったら漆喰壁に囲まれて中和されます。そこで生活するだけで、ご家族がアレルギーに強い体質になるんです。
また漆喰は二酸化炭素と結合して硬化します。これってエコにも繋がりますね。
たとえばですが、鍾乳洞の中にはいったときに凛とした感じがしますね。
あれは鍾乳洞の狭い空間を石灰岩が空気浄化してるように思うんです。
鍾乳洞と同じ原料の漆喰をお部屋の壁に塗ると、
そういった大自然さながらの空気感をお家の中で、味わうことができるように思います。
ぜひクロスを張り替えるタイミングで漆喰をご検討いただきたいですね。
高気密高断熱住宅にも相性が良いので、結果的に冷暖房エネルギーの低減に繋がります。冬季の暖房コストが15,000円/月 → 10,000円/月 と4割近くコストダウンしたお客様もいらっしゃいます。
冬場の結露対策やカビ防止にも効果的。
その他、遮音/遮光性や、防火性…など、光熱費が安くなるだけではなく、ご家族の健康に最適で、1年を通して快適に暮らせる空間。
そんな住まいづくりのアイテムのひとつが『漆喰(しっくい)』だと確信しています。
『施主支給』という、新しい考え方
「施主さん」とは、リフォームする際の「建て主さん」「オーナーさん」、建築会社からすれば「お客さん」のことをいいます。
「施主支給」とは、家を建てたりリフォームする際に、必要となる設備や建材などを施主が直接自分で購入し、施工会社に支給することです。
手に入りづらい海外製のキッチンシンクやステンドグラス、テラコッタタイル等は当然のこと、国内有名メーカーの建材もアウトレットで安く売ってたりします。自分で調べ/選んで/手配して、と時間と労力がかかりますが、中間業者を省略して購入することによって、商品を安く購入することが可能です。
食品や衣類など、中間流通を飛ばして良いものをより安く、というのが今や当たり前になってきています。その考え方は、「建材」にもあてはまるのではないでしょうか。
漆喰もそのうちのひとつだと思います。
もちろん リスクも伴いますので、ご自身の目を養うことも必要です。
住まいに自分のこだわりと個性を表現するひとつの方法として、
「施主支給」を上手くリフォームに取り入れてみてはいかがでしょうか?
『DIY』で、生活を楽しむ
※DIYとは…?
『Do It Yourself !』の略語で、自分の手で、お部屋や家具をステキに生まれ変わらせること。自分の手で完成したときの達成感は素晴らしいものがあります。
新築時はもちろん、中古住宅、分譲マンション購入時は自分の出来る範囲で楽しんでやってみたいものです。
リフォーム屋さんに頼むと?あたり4,000円かかる漆喰塗り壁も、DIY=自分でやれば、?あたり約500円程度。業者にクロス貼りを頼むよりはるかに格安です。そして何よりも健康かつ快適に過ごせる自分好みの空間に変身させることができます。
最近ではちょっとおしゃれな雑貨屋さんや飲食店などで、ラフな感じの漆喰壁が目立ちます。
麻を入れたり、土をまぜたり、塗り方でさまざまな質感を出したり…またカラーバリエーションも豊富なので、和室、洋室、どのようなお部屋にも対応でき、いろいろな楽しみ方で遊べるのも漆喰の魅力のうちのひとつ。
欧米では、あたり前となっているハーフビルド(出来る範囲は自分たちでやる)という考え方が日本でも序々に浸透しつつあります。「こだわり」や「個性」を積極的に採り入れる。出来る範囲で自分の好きなように、お部屋を染めてみてはいかがでしょうか?